「要約」運動脳 | 今からでも遅く無い!運動によって得られるメリットを5選
今回は「スマホ脳」の著者としても有名なアンデシュ・ハンセンさんの書かれた「運動脳」について解説していきたいと思います。
早速質問なのですが、有酸素運動と筋トレどちらの方が脳に良いのでしょうか?
答えは有酸素運動です。その中でもとりわけランニングが1番効果があります。簡単にいうとこの本はランニングをすると人生変わるよっていう本です。
「ランニング?めんどくさいなあ」という方も多数いらっしゃると思いますのでこのブログでは有酸素運動のメリットを5個に絞って紹介していきたいと思います。
1.コロナの重症化リスクが半分になる。
2.ストレスに強くなる。
3.集中力向上。
4.うつ病に効く。
5.記憶力向上。
魅力的なメリットがたくさんありますね。もう少し深掘りして見ていきたいと思います。
1.コロナの重症化リスクが半分になる。
ウォーキングやランニングなどの中強度の運動を行うと体の抗炎症反応、心肺機能、筋力を高められ、結果としてコロナの重症化を防いでくれているのではないかということです。喘息持ちの方や体の調子が良くない方が重症化するというのはよく聞きますが体の免疫力が落ちていたりするのが原因だったりするんですね。
2.ストレスに強くなる。
人間の体というのは肉体に負荷がかかるとストレスを感じてコルチゾールの分泌量が増え、運動をやめると負荷が無くなり元の数値までコルチゾールが下がるのですが、不思議なことに運動を続けるとコルチゾールの分泌量は減り、逆に下がる量は増えていきます。コルチゾールが下がれば下がるほどストレスを感じにくくなり、さらに運動以外のことが原因のストレスでもコルチゾールが上がりづらくなります。つまり、人間関係や仕事におけるストレスにも強くなるんですね。
3.集中力向上。
人間というのは1つのことに集中してしまうと迫り来る危険を察知することができないため、注意力を分散し周りに目がいくようにできています。有酸素運動をするとドーパミンが増え、このドーパミンが雑音を消してくれるため集中力が向上します。この効果は最短5分の運動でも得られるそうです。
4.うつ病に効く。
研究によると1回30分のランニングをしてもらったグループ(可能であれば週3以上)と抗うつ剤を服用してもらったグループに分けて比較しているのですが、どちらもうつ病に対して同じ効果があったそうです。さらに半年後のうつ病の再発率を比較するとランニングをしてもらったグループでは8%、抗うつ剤のグループは38%と抗うつ剤を使用したグループの方が再発率が高かったようです。このことから抗うつ剤よりランニングの方が優れていることがわかりますね。
5.記憶力向上。
ランニングなどの心拍数の上がる運動を1年続けると海馬が2%大きくなる。海馬とは脳の記憶や空間認識に関与する領域でそこが大きくなることで記憶力の向上につながったわけです。ちなみにストレッチなどの心拍数の上がらない運動を1年続けても海馬は1.4%縮小していたそうです。学生さんなんかは勉強の合間に疲労が溜まらない程度の運動をした方が記憶に定着するでしょう。
これら以外にも運動のメリットはたくさんあるのでいくつか見てみましょう。
・糖尿病、心血管疾患、乳がん、結腸がんのリスクも減らしてくれる。
・認知機能が改善する。
・アイデアが出やすくなる。
・IQが上がる。
・認知症の発症リスクが40%減る。
なるべくわかりやすいようにまとめて見たのですがいかがだったでしょうか。
運動のメリットをより深く知りたい方はこの本に書いてあるので一度手に取って読んでみていただければと思います。